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1300. 紀要 / 東海学園女子短期大学 [編] >
第31号 >

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タイトル: 飲水中食塩濃度がラットのミネラルバランスに及ぼす影響
その他のタイトル: Effect of Sodium Chloride Concentration in Drinking Water on Mineral Balance in Rats
著者: 奥村, ミサヲ
著者(別名): OKUMURA, Misao
著者(ヨミ): オクムラ, ミサオ
発行日: 1996年9月1日
出版者: 東海学園女子短期大学
抄録: 飲水中の食塩レベルがラットのミネラルバランスに与える影響を観察し, 併せて日本人の食生活への指針を得るべく検討した結果, 以下の点が判明した。(1)ラットの体重は0.8%群で最も高く, 1.0%群で最も低かった。(2)飲水量は食塩レベルの上昇とともに増加し, 尿量とほぼ比例関係を示した。(3)ミネラルバランスにおいては, Naの摂取量は0.8%群で有意に高く, 次いでLO%群, 0.4%群の順であった。K, MgおよびCaの摂取量は群間で大差がなかったが, 0.4%群と0.8%群に有意差があり, いずれも0.4%群で高かった。(4)投与食塩レベルと骨中ミネラル含量においては, Ca含量では群間における有意差は認められなかったが, P含量は1.0%群で高かった。また, Ca/PおよびCa/Mgは1.0%群で最も低く, 既報の破骨細胞数の増大が予測された。(5)以上の結果より, 0.8%食塩濃度がラットの好む濃度守あり, これは人間にも共通する点から, 健康維持のためには日常の飲水食塩濃度は絶対量で0.8%以下が適当と考える。
URI: http://hdl.handle.net/11334/1310
出現コレクション:第31号

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